2022年ニュルブルクリンク24時間レース Qualifying 3 & Top Qualifying レポート | 横浜ゴムモータースポーツ [THE YOKOHAMA RUBBER CO.,LTD.]

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2022 24H Nürburgring / NLS
2022 24h Nürburgring Qualifying 3 & Top Qualifying Report

【ニュルブルクリンク24時間レース (Qualifying 3 & Top Qualifying) ／ドイツ・ニュルブルクリンク】

心配された“ニュル・ウェザー”の影響も無く、ドライコンディションで予選3とトップ予選が行われた!!

24h Nürburgring Qualifying 3 & Top Qualifying Report

レポート日	2022年5月27日
開催場所	ニュルブルクリンク (ドイツ)
天候	予選3 : 晴れ、トップ予選 : 晴れ
路面	予選3 : ドライ、トップ予選 : ドライ

ニュルブルクリンク24時間レースの3日目となる5月27日(金)は、黒い雲が立ち込める雨模様の中で一日がはじまった。

ニュルブルクリンクはドイツ中西部のベルギー国境に近いアイフェル地方の森の中にある事から、天候が非常に変わりやすく天気予報さえもあまり役には立たないのだ。そんなお得意の「ニュル・ウェザー」でのはじまりだったが、現地時間14時10分からの予選3の開始前にはすっかり晴れ模様となり、澄んだ青空と白い雲がまぶしく美しい晴天の下、ドライコンディションの中でコースオープンを迎えた。開始時点の気温が16℃ほどと肌寒さを感じ、サーキットになびくバナー旗が風の強さを示しており、連日ダウンジャケットが手放せない寒さとなった。

ヴァルケンホルストの3台のBMW M4 GT3は、既に事前に開催されたNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)と24時間レースの予選レースで、このニュルブルクリンク24時間レースへの決勝参戦枠が確定しているので、前日の5月26日(木)に開催された予選1と2と同様に、予選3もヴァルケンホルストとヨコハマタイヤはフリープラクティスと捉え、セットアップを進めるとともに、タイヤ交換やピットストップの練習などに充てて、決勝へ向けての準備に勤しんだ。

予選1から3を総合した結果では、SP9プロクラスのトップにつけた98号車(BMW M4 GT3)に続き、ヴァルケンホルストの101号車(クリスチャン・クログネス選手／アンディ・ソーチェック選手／サミ-マッティ・トロゲン選手／ヨルグ・ミューラー選手)が2番手にランクイン。SP9のプロアマクラスにエントリーする100号車(ヘンリー・ヴァルケンホルスト選手／フリードリッヒ・フォン・ボーレン選手／ヨルグ・ブロイラー選手／アンドレアス・ツィーグラー選手)は11 位、同じくSP9 プロアマクラスにエントリーする102号車(ヨルグ・ミューラー選手／マリオ・フォン・ボーレン選手／ベン・トゥック選手／ヨーン・シュミット-シュターデ選手)は8位となった。

この予選1から3の上位20台がトップ予選1に進出。20台の中から上位4台がトップ予選2の出場権を獲得できる。また、トップ予選2は既にNLSと24時間レースの予選レースから選出された16台がエントリーしており、トップ予選1を通過した4台を加えた合計20台が、第50回記念大会の名誉あるポールポジションを懸けてタイムアタックを行う。

SP9プロアマクラスの100号車は、昨日の予選中にコード60(60㎞/h規制区間)で9㎞/hの速度超過が測定され、土曜日の決勝レースはグループの最後尾からスタートしなければならないというペナルティを受け、トップ予選1と2の両方に出場が叶わなかった。また、同様に102号車もコード60での速度超過違反を受けて最後尾スタートのペナルティを受けていたが、審議の結果ペナルティ処分は取り消しとなった。

トップ予選1では102号車のベン・タック選手がドライビングを担い、タイムアタックに挑みSP9プロアマクラスで5位に入る健闘を見せた。続いて、トップ予選2では101号車をドライブするクログネス選手が、アウトラップから計測２ラップで行われるタイムアタックに挑んだ。ピットではチームクルー全員がモニターの前に集まり、祈る思いでクログネス選手の走りを見守った。

惜しくもポールポジションこそ逃したものの、8分11秒845をマークして7番手という結果に。11秒台に6台が入り、25kmあまりのコースでトップと2秒376の僅差であった。