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ADVAN CHALLENGE – Hiroyasu Shimizu
1998年2月10日、世界中から歓声を一身に集めた男がいる。
清水宏保(しみず・ひろやす)、日本のスピードスケートで初のオリンピック金メダリストが誕生した瞬間だった。この金メダル獲得を筆頭に、国内外の競技会で強さを見せ、スピードスケート界に大いなる金字塔を打ち立てたアスリートである。
そんな清水選手は引退後、スケート靴を「ADVAN」に履き替えてモータースポーツへのチャレンジを開始した。レースのみならずそのフィールドをラリーへと拡げ、スケートで鍛えられたアスリートの才能を遺憾なく見せる走りを繰り広げている。
Profile
清水 宏保 (しみず・ひろやす)
1974年、北海道帯広市出身。
幼稚園生のときにスケートをはじめ、18歳で世界戦に進出。そのデビュー戦となったワールドカップで初出場にして初優勝という快挙をなし遂げ、1996年には世界種目別選手権の500mで34秒82という当時の世界新記録をマークして世界的なトップスケーターの一人として注目を集めた。
オリンピックには1994年のリレハンメルから4大会連続で出場、中でも1998年の長野大会では500mで金メダルを獲得した。この金メダルを筆頭に、4回出場したオリンピックでの合計獲得メダル数は5個、ワールドカップの500mでは通算34勝をマークしている。
スケートを引退した後は実業家として活躍する一方、モータースポーツへの挑戦も開始。2017年にGAZOO Racingネッツカップ・ヴィッツレースでデビュー、その後はラリーにも活躍の場を拡げてTOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeで経験値を積み重ねている。